佐渡旅お役立ち情報

佐渡に伝わる能などの伝統文化

目次

佐渡の伝統文化「能」について

佐渡の伝統文化の代表といえば「能」です。   能と聞くと、難しくて敷居が高いという印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、佐渡で行われている能は、初めて見る方でも、詳しい方でも楽しめるおすすめのスポットです。   佐渡は能が大変盛んな地域です。実は、国内に現存する能舞台の実に三分の一の数が佐渡に位置しています。   小さな島である佐渡で、なぜ能が盛んなのでしょうか。そのきっかけを作ったのは江戸時代に佐渡に金山奉行として派遣された大久保長安です。能役者の息子であった大久保長安は、佐渡に派遣された際に、数名の能役者を同伴しました。当時は上流階級の嗜みという趣が強かった能を佐渡の庶民にも広く開放し、他地域と比較して庶民が広く能を楽しんだことから、農民などにも能を楽しむ文化が根付き、それが現在に引き継がれています。   佐渡の能舞台はほとんどが神社に併設されており、客席は野外となります。夜に野外で能を鑑賞する場合、客席は人工的な照明でなく、たいまつの炎によって照らされます。厳かな雰囲気の中で鑑賞する舞台は、能について詳しくなくても十分に楽しむことができるものです。   佐渡では毎年4月から10月の間、各地の能舞台にて演能が実施されます。是非体験してみてください。    

佐渡の伝統文化「人形芝居」

「佐渡の人形芝居」とは、新潟県佐渡島の、いわゆる人形浄瑠璃の総称です。大きく分けて「説教人形」「野呂間(のろま)人形」「文弥(ぶんや)人形」の三つがあり、全て国の重要無形民俗文化財に指定されています。 江戸から伝えられたなど由来には諸説ありますが、京都などの上方から取り入れられたのが始まりという説が有力といわれています。金平(きんぴら)人形とも言われ、一人一体の人形を操るため、素早くなめらかな動きも見どころです。説教人形は元々僧侶の説教に端を発したといわれ、文弥人形は芝居の形式で豊かな感情表現が持ち味の一つです。一方で、のろま人形だけは説教人形や文弥人形の合間に上演されるようになった狂言で、佐渡弁で語られます。   大正末期から後継者が激減し消滅の危機に瀕しましたが、島民の保存会活動が実を結び、昭和52年に無形文化財となり今に受け継がれ、後継者育成に力を入れています。佐渡の「人形芝居」は、佐渡の人々が守り抜いてきた大切な文化なのです。その豊かな表現力と表情、そして歴史の深さで重要文化財となっている伝統芸能「人形芝居」、佐渡にお越しの際は、是非ご覧になってください。    

佐渡の伝統文化「鬼太鼓」とは

「鬼太鼓」とは佐渡島で行われる神事のことで、その年の五穀豊穣や大漁、家内安全などを祈りながら集落の家々を巡り、厄を払います。その歴史は古く、1740年代の絵図に描かれているものが最も古いものとされています。一言で鬼太鼓と言っても集落ごとに様々な種類があり、「同じものは一つとない」といわれるほどです。そのため、集落によって「おにだいこ」と読むこともあれば「おんでこ」と読むこともあります。   開催時期は集落にある神社の例祭日に準じており、大きくは4月中頃の田植え前を中心とする「春祭り」と9月中頃の収穫前を中心とする「秋祭り」に分けられます。細かい様式などは集落によりますが、踊りの型は大きく5つの流派に分けることができます。また、用いられる装束や面にも集落ごとの特色が表れるため、色々な見方で楽しむことができます。    

佐渡の伝統文化「両津甚句」について

佐渡の伝統文化「両津甚句(りょうつじんく)」とは、佐渡三大民謡の一つとして知られる民謡です。この「甚句」とは、七・七・七・五の四句形式の歌のことで、これに踊りや囃子がついて今のような両津甚句になったようですが、いつから歌われるようになったかは不明です。現在は盆踊りの歌として親しまれています。   佐渡三大民謡とはこの他に「佐渡おけさ」と「相川音頭」があり、この三曲で歌声を競う全国大会が開催された事があるほどの人気です。中でも両津甚句は独特の節回しで歌うのにコツが必要で、また踊りも洗練されており、いずれも難しく玄人うけする民謡だといわれています。   歌詞は、「橋が真ん中から折れたとしても船を使ってやってくるのを辞めないイカ釣り漁師は心から可愛い」といった、漁師であるお客に対する遊女の恋模様が歌われています。男性が歌うことが多く、威勢の良い陽気な歌です。    

佐渡の伝統文化めぐりはレンタカーがおすすめ

佐渡は歴史のある島であり、様々な伝統文化が残っていることをご紹介してきました。具体的には、能、人形芝居、鬼太鼓、両津甚句がおすすめです。季節ごとに異なる顔を見せてくれるものもあるので、二度、三度と季節を変えて訪れても飽きることがありません。   これらの伝統文化をできるだけ網羅したいと思ったり、数多くの能舞台を見てまわったり、集落ごとに違うといわれる鬼太鼓を楽しむのならば、どのような旅程を考えればよいでしょうか。伝統文化めぐりなら、レンタカーで佐渡をまわるのがよいでしょう。自分のペースで気になったところを寄り道しながら佐渡を満喫するには、レンタカーが最も効率的で便利です。ぜひレンタカーで佐渡のすみずみまで楽しんでください。   佐渡のご旅行は便利でお得なレンタカーがお勧めです。 予約・詳細はこちらから http://www.island-rentacar.com/ スタッフ一同心よりお待ちしております]]>